ゴルディートのカンテ・アンダルースへの傾倒と、エル・セビジャーノの切れ味の良い歌い口を聴く！
ゴルディート・デ・フェルナン・ヌニェスの1980年頃のアルバムと、エル・セビジャーノの1970年頃のアルバムからのセレクションの2枚組。両者ともファンダンゴを得意とする歌い手だが、芸風はかなり違う。ゴルディートは10曲中ファンダンゴ/リブレ系が7曲で、ブレリーア/ソレア/シギリージャ無し、という徹底したカンテ・アンダルースへの傾倒っぷり。朗々とした歌声でタップリと歌い上げている。それに対してニーニョ・リカルドが伴奏するセビジャーノはで11曲中ファンダンゴ系やブレリーア、タンゴが8曲で、終始軽めの歌を小気味よく歌いまくる。特に自身のスタイルのファンダンゴを披露している�Ν┃�やブレリーア�Г任寮擇賁�の良い歌い口は最高。 タイプの違う歌い手を聴き比べるのも一興だし、ソレアやシギリージャなどのいわゆる「ヒターノの深み…」の世界とは違う、フラメンコの持つ別の顔を知ることができる2in1アルバム。（Ulito）
CD: 1-Sufrimiento y amargura (Tarantos)/Se tuvo que convencer (Fandangos)/Sevilla, la maravilla (Milonga)/Si no te da pena mujer (Fandangos)/ he visto a una liebre correr (Taranta)/No quiero hablar contigo (Tientos)/Por culpa de otro querer (Fandangos)/Mi madre me vino a ver (Malagueñas) /Carta de penas (Petenera)/Loco de tanto saber (Fandangos)CD: 2-Pastora Pavón/La guitarra sabe (Milonga)/Tangos de Triana/Se lo llevo el viento (Bulerías)/Fandangos de Málaga/De vuelta (Fandangos)/La Greñua (Bulerías)/Tempestad (Fandangos)/Maldito reloj (Bulerías)/Ni durmiendo (Fandangos)